2014年12月21日

個別銘柄のファンダメンタルズ分析による株価予測は極めて困難

株式投資を行う上でその判断材料としてファンダメンタルズ分析を行う投資家が圧倒的多数派だと認識しています。ファンダメンタルズ分析のみで投資判断をしているわけではなく他の分析手法を織り交ぜて行っている投資家も多いでしょうが、それでもファンダメンタルズ分析の比率が高いのではないだろうかと思うのです。そういう意味でファンダメンタルズ分析派が多いという事。

しかし、個別銘柄のファンダメンタルズ分析で株価予測をするのは極めて困難であると言わざるを得ません。

それは何故か?

株価というものは常に揺らいでいるからです。

株価の揺らぎには幾つかの要素があり、その1つは株式市場全体のマクロ的動き。単純な話をすると、日経平均の上げ下げが個別銘柄の株価に揺らぎ効果を及ぼします。

それぞれの会社のファンダメンタルズに劇的な変化が起きなくても日経平均自体に大きな変化が起きれば、それに連れて個別銘柄の株価は揺らいでしまいます。仮にある会社が好業績を達成しても日経平均が大きな下落に見舞われるとその影響を受けないというわけにはいきません。

好業績が期待されることから他の銘柄よりはパフォーマンスは優れるかもしれませんが、日経平均が1万円の時と3万円の時とは株価の位置が異なるケースが多いのが事実です。もちろん例外はありますが多くの場合でそのようになる。

もし株価が忠実にファンダメンタルズを示現するのならば、史上最高益を出している会社の株価は過去の高値を更新するのが当然の帰結という事になりますが、現実にはそのようにならないケースの方が遥かに多いのですから。。

これがファンダメンタルズ分析の不確実性です。
大雑把な論ではありますが。

株式市場全体が膨張したり収縮したりするわけですから、そのマクロの動きに合わせて必然的に個別株も膨張したり収縮したりと運命を共にする。セクター(ある特定の業態)の膨張・収縮にも影響を受ける。

セクターの膨張・収縮という観点から見ると、バイオセクターは最も大きいもしくは大きくなる。以前にも書きましたがある銘柄の株価が1万円でもおかしくないし100万円でもおかしくない。その時々のセクターの膨張・収縮が個別銘柄に干渉して値付けが成される。

それぞれのセクターのリーディングカンパニーの株価に対して同セクターの株価が割安であるか割高であるかという投資家の判断がそのセクターの他の株価に干渉しますから、そういう結果になる。特にバイオセクターは将来的な変貌率というか期待値が株価に反映されますから。

こういう風に考えると、個別銘柄の内部要因如何にかかわらず株価は揺らぎますから個別株のファンダメンタルズ分析の有効性には疑問符が残る。

株式市場のマクロ分析だけでもその有効性に疑問符がつくのですが、マクロ的な株式市場でさえ他の金融市場の干渉を受けるわけですから極めて困難であると言わざるを得ない。

じゃあ、ファンダメンタルズ分析を行っても意味がないのか?

1つの条件式を当てはめると趣は異なってきます。

それは『時間』という概念。
『時間を味方につける。』という概念。

短期的なマクロ予測は極めて困難ですが中長期的な見方をすると風景は多少異なってきます。仮に一時的に市場全体が収縮し個別銘柄も引きずられて収縮したとしても長期的なスパンで捉えるといずれは膨張サイクルが必ず訪れます。

特にセクターによっては他セクターを遥かに凌ぐところが出てくる。場合によっては特定のセクターがバブル化する事もある。一時的には株価が半分になったとしても投資スパンを長く取る事によって大きな恩恵を受ける可能性が高まる。

それ故に時間軸を長く取る事によってファンダメンタルズ分析が不確実性から予見可能な分析になり得るということになる。

最近は時間軸を短く取る投資家が増えているような印象があります。時間軸を長く設定してファンダメンタルズ分析を行うならばこの分析手法は大きな力を発揮するような気がします。

もちろん、分析手法が的確である事が成否を分ける事は言うまでもありません。

今日はかなりお酒に酔った状態で記事を書いていますので意味不明な部分もあるかもしれませんが、大目に見て頂ければ幸いです。




posted by 予知夢 | Comment(2) | 【投資論】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。いつも興味深く読ませて頂いています。ふと思ったのですが。ファンダメンタルズで絞り込んだ銘柄を地合いの影響で下落した時のみ拾う。これだと負ける率がかなり低くなりそうに思えます。でも、これだと上昇している時には何もしないことになりますから、むしろ株の売買が好きではない人向けということになるのかもしれません。株が好きでない人ほど、株式投資に向いているというなんだか、逆説めいた感じですね。難しいですね。
Posted by silence at <% comment.createstamp | date_format('%Y年%m月%d日%H:%M' ) %>
コメントの反映が遅くなりまして本当にごめんなさい。アナログ人間なものですから申し訳なさと恥ずかしさでいっぱいです。

はじめまして。

ファンダメンタルズとテクニカルの兼ね合いというものはその時々で比率が変わったりしますし、ファンダメンタルズとテクニカルのどちらを先に見るかという問題もあるかもしれません。

押し目が狙えたら良いのですが、その判断はとても難しいですよね。下落場面でナンピンするよりも上昇局面で上がりナンピンの方が効果的だったりしますしね。

今後ともよろしくお願いいたします。

Posted by 予知夢 at <% comment.createstamp | date_format('%Y年%m月%d日%H:%M' ) %>
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